能力を高める目標の立て方
高すぎる目標設定はやる気をなくす
『目標を立てる事が大切ですよ!』
勉強の指導をする時、私は必ずこう言います。
目標のない勉強というのは、ゴールのないマラソンです。
終わりが見えず、進むべき方向も分からない。これで結果が出るわけありません。
目標を明確に決める事で、自分の目指すゴールがくっきりと浮かび上がります。
ゴールが見えれば、ゴールにたどり着くまでの道筋が明確に見えてくるのです。
目標を立てるというのは、勉強で結果を出したいのなら、何よりも先に、まずすべき事です。
でも目標は、ただ立てるだけでは不十分。『上手な立て方』というのがあるのです。
多くの人は、それを分かってません。
たから、目標を立てても結果がなかなか出ない事が多いのです。
目標を立てる時、よく見る失敗が次の二つ。
● 実現不可能な目標を立ててしまう。
一生懸命頑張ろう、という気持ちが先行しすぎて、自分の能力をはるかに超えた目標を立ててしまう。
例えば、あまり勉強の経験もないのに、『一ヶ月で英単語3000個!とか』
● カンタンすぎる目標を立ててしまう。
マイペースな人に多く、楽をしたいという気持ちが働いて、カンタンに達成できる目標を立ててしまう。
例えば、『一日10分だけ勉強する』とか。
これら二つはいずれも、よくない目標の立て方です。
では、一番結果を出しやすい、『いい目標の立て方』とはどんなものでしょうか?
いい目標の立て方、それは『ちょい無理目標』を立てる事です。
今のままでは難しいかもしれないけど、今よりもう少し頑張れば達成できそうな目標。
これが一番自分の能力を高めてくれます。
例えば、これはスポーツとかでも同じで、10kmを40分で走れる人がいたら、10kmを60分かけて走る訓練ばかりしていても成長しません。
しかし、反対にいきなり『一週間以内に10kmを25分で走るぞ!』なんて目標を立てても、達成できるはずがありません。
さらに目標を達成できない事が続くと、自信もなくなり走る事自体が苦痛になってきます。
こういった目標設定ではなく、ちょい無理な『一ヶ月以内に10kmを38分で走ろう!』といった目標設定が一番自分を高めてくれるのです。
人間は、今の自分よりちょっと背伸びをしようとすると一番成長します。
勉強においてもそれは同じ。
ゆったりと、出来る事ばかり続けるのもダメ。
いきなり、明らかに無理な事に挑戦するのもダメ。
ちょい無理な目標に挑むのが正解です。
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