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中学受験における社会の勉強方法とは

「社会は暗記科目」はまちがってる?

今日は社会についてお話します。
小5は、この時期、四谷大塚のペースなら、歴史に生まれて初めてチャレンジします。
小6は、直前期の追い込みで社会の総まとめをがんばっているかと思います。

社会の勉強のポイント
「中学受験の社会は暗記科目ではありません。」

難関校になるほど、思考力を問う問題が出題されます。
1問1答式のテストでは良い点がとれていても、過去問を解くと、解けなくてびっくり!ということが良くおこります。

また、定番の問題集をくりかえし解いて、サブノートなどまでこなしても、なぜかテストでは全く点がとれないということも良くあります。

しかも、大人の側に、「社会は暗記科目」という先入観があるので、弱点克服として用語や年号を丸暗記させるなど、無意味な勉強に時間を使いがちになります。

社会の勉強では、以下の2点が重要です。
・単元ごとに重要事項を体系だって整理する
・総合問題を丁寧に解く

特に、記述問題が出題される場合は、直前期に記述対策をしても、なかなか書けるようになりません。
算数などと同じように、合理的な学習計画が必要です。

社会は、暗記科目だと誤解されています。
しかし、中学受験の入試問題では、単純な暗記で対応できる問題は出題されません。
ほぼ全ての学校で、長文を読んだうえで、文章と関連のある知識を答える形式の問題が出題されます。
お子様が、1問1答式の問題や穴埋めを解いていると、いかにも知識を吸収しているように見えます。

しかし、中学受験では、文章と関連のある知識を推理し、筋道をたてて答えを選ぶ力が求められます。
家庭学習でも、知識の暗記だけではなく、知識を整理して問題を考える力を養っていくと、効果的に勉強できます。
受身で穴埋めをするのではなく、能動的に考えることが必要です。

学習のコツは、文章を読んで考える問題を解いたり、自分なりにまとめをする習慣をつけることです。

チャレンジ精神があるお子様
→難易度の高い総合問題を調べながら解く

読解力があるお子様
→予習シリーズなどを読み、重要ポイントをまとめる。

コツコツタイプのお子様
→単元別の問題集で、平易な総合問題をくり返し解く。

兼学塾では、算・理中心の塾ですが、リクエストがあれば社会の講義をしています。
授業の中で、「社会の学習スタイルも、生徒さんによって様々だなあ」と感じます。
ぜひ、お子様にとってのベストな学習スタイルを模索してください。