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受験生、お正月も勉強する?

ご褒美システムで勉強を楽しく

さて、早いものでもうすぐお正月ですね。
お正月は「一年の振り返り」「一年を無事に過ごせたお祝い」「来年に向けての準備」
など、めでたく祝い迎えたいものですが、悩みどころは受験生の方ですよね。

祝うべきなのか勉強すべきか。。。

「新年を塾で勉強しながら迎える」という話もよく聞きます。
それはそれで素敵なことだと思います。
受験時には、「お正月も勉強したんやから」と、良い自信になるでしょう。
また、「あの時は正月まで塾で勉強したな」と思い出話にもなるでしょう。

僕の個人的な意見を言わせてもらうなら、「お正月はゆっくり休む」派です。
たとえ受験生でもです。
正月三が日くらい休んだって、勉強が頭から抜けていくことはありません。
不安なら、10分だけ復習ファイルをパラパラめくるだけでも全然違います。

「お正月は休む」と言いましたが「休み方」があります。
「ただ休む」のではなく「ご褒美として、精一杯楽しんで休む」ようにします。
「お正月までは、めちゃくちゃ頑張る。だからお正月はご褒美にゆっくりするぜ」
という感覚です。

昔の僕は、ある間違った考え方をしていました。

「頑張る」なら「楽しいことは一つもない。」
「楽しいことをする」なら「全然頑張らない。」

という連想を持っていたのです。

よくよく考えると「楽しい」と「頑張る」は両立できるんですね。
「めちゃくちゃ頑張ったご褒美に楽しい事をする」ようすれば、
「楽しい」と「頑張る」は両立できます。

この「ご褒美システム」を僕はとてもオススメしています。
自分の勉強でとても効果があるからです。

「11月15日の簿記1級合格したらアイフォン買う。」
「今週中に参考書のステップ1〜5を理解したら、友達と遊ぶ。」
「今日参考書のステップ1理解できたら、サッカー見る。」

このように「ご褒美システム」を自分で作ると、本当に頑張れます。
「しんどい」と思っても、ご褒美のために「もうひとふんばり」できます。

ご褒美システムのメリットは「もうひとふんばり頑張れる」だけではありません。
「勉強が苦痛じゃなくなってくる」というメリットもあります。

どういうこと??

行動心理学によると、私達の行動する理由はたった1つだそうです。
それは「楽を求め、苦を避ける」ということです。

勉強を続けられる人は、「勉強=良いことがある」という気持ちが大きいからです。
勉強が続かない人は、「勉強=苦しい」という気持ちが勝っているからです。

さて、では脳は、これらの「楽しい」とか「苦しい」という連想を、どのように生みだすのでしょうか?
僕は「生まれつき」と思っていたのですが、実はそうではなかったのです。

今、想像してみてください。
半分に切ったレモンがあります。
そのレモンにガブッとかぶりつきます。
どうですか?酸っぱい気持ちになりませんでしたか?

脳には「直前に起こったことを原因と考える」という性質があります。
レモンを実際に食べるとすっぱいですよね。
この時、脳はこんなことを思っています。
「うわっ、すっぱ!!何これ?そうか、レモンを食べたからか。」
そして「レモン=すっぱい」という情報が記憶されます。

先ほどの例では、脳が今までの経験から「レモン=すっぱい」と記憶しているから、実際に食べていないのに、すっぱい気持ちになったのです。

 これを勉強にも利用します。
「勉強をした後にご褒美をあげる」ようにすると、脳はこう思います。
「わぁ、勉強した後っていっつも楽しいことあるな〜。また勉強したら楽しいことあるかも。」

ですから、「勉強の後にご褒美システム」を繰り返していくと、「勉強=楽」という記憶ができていき、勉強に自然にやる気がでるようになっていくのです。

このようにご褒美システムには、
「もうひとふんばり頑張れる」「勉強が苦痛じゃなくなってくる」
「お正月も楽しく過ごせる」「脳にもいい小休憩になる」
さらに「正月遊んでたけど、正月中に勉強してた人もいっぱいいるやろな。」
という、ちょっとした焦りを感じ、「勉強再開後、気合十分」で頑張れます。

ですから僕はご褒美システムを一押ししています。

今年はあなたも試してみて下さい。
正月までは、今までにないくらい本気で頑張ってみて下さい。
そしてお正月はゆっくり「紅白」「格闘技」「バラエティー」を見て、自分にご褒美をあげて、精一杯楽しんでください。

きっと良い結果が生まれると思いますよ☆