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夏休みの宿題・自由研究の注意点

インターネットに頼りがちな昨今。専門家に聞きにいくのもポイント

夏休みと言えば、自由研究が思い出されます。

私は小学校6年間、毎年「植物採集」でした。

近所の雑草を20種類ばかりとってきてペタペタ貼り、
種類を調べ(昨年のものを見れば一目瞭然)というシロモノ。

たいてい。夏休みを遊びほうけて、
最終日にあわてふためいてましたから、そんなものです。

同じような人はけっこういらっしゃるんじゃないでしょうか。

さて、そんな私も母親になり、夏休みを迎えて考えました。

せっかくの自由研究なんだから何かやらせたい。
そこで、次のような方法をとります。

1)子どもの興味のあるものをリストアップする。
 昆虫、メダカ、アサガオ、料理、歯磨き。なんでもOK。

2)テーマが決まったら、子どもが不思議に思っていることを書き出す。
これで何をするかが決まります。

決まったら、あとは実験観察ですがこのときの注意点があります。

■写真厳禁!写真は「観察したつもり」になって終わりです。スケッチしましょう。教科書や参考書がなぜ写真でなく「図版」なのか。これは,細かい部分、写真にうつりにくいものも、しっかり書き込むことができるからです。そして、書こうとすることはよく見ることにつながります。そこから、新しい気づきがあるのです。

■消しゴム厳禁!失敗は成功の元。まちがったことは→なぜ?と考えるチャンス。条件を変えて実験する。角度を変えて観察するという次につながるのです。これは理科の基本姿勢だと思います。

★インターネット厳禁(笑)。けっこう間違った情報が流れています。科学館、植物園など実際に専門家に聞くなどの手段をとりましょう。(タンポポの花びらが1枚と記載されたHPが多くておどろいたことがあります)。

なにかしら、新しい発見をしたこと。なにかしら、成し遂げたこと。
子どもたちに、こういう経験をたくさん積ませてあげたいと思っています。