現代の子どもたち、キス経験は早い?
性行動の低年齢化、キス前後の一線が大事!
昨今の気になる子どもの性事情といえば、セックス経験の低年齢化でしょう。
体験がそのまま性感染症という病気につながりゆく現代、
中学生からその危険にさらされる日々が始まっているというのですから、悲しいことです。
さて、この低年齢化し続ける性行動のスタートといえば、“キス体験”です。
キスを許すということが、その後のセックスまでの道を作ることは想像に難くありません。
東京都の中学生のキス経験率の推移は、
中3女子は1996年時に19.1%経験済み。5人に1人の割合だったのですが、なんと2002年には34.3%に上昇。テレビ番組の影響や、家族環境や学校の校風など、個々の要因は違うにせよ、
低年齢化とともに機会が増えている現状もあると知っておく必要がありそうです。
キスを許せば、性的な関係の第一歩です。避妊や性感染症防止の話も大切なのですが、
どんなときにキスしてもいいのか、どんな相手とはしないほうがいいのかなど、
キスについてどう思うかを話してみるのは大切でしょう。
「楽しい家庭」がキスを急がない子を育む
どんな家庭に育つと、キスを急がない子になるのでしょうか。平成15年の厚生労働研究で、思春期でも会話が多い家庭の子は性行動が遅いというデータが導かれました。
群馬県の産婦人科医・家坂清子先生『娘たちの性@思春期外来』(NHK出版)でも、
キスからセックスへと進むことを躊躇する子としない子の差は、“家庭の楽しさ”にあると教えてくれています。
「キスならいいか」という子と「キス以上はまずい」という子の差は「家にいるのが楽しい」と思えるか思えないかの違いだと言うのです。
自分のいのちをどう思うかという質問に対して、「大切だ」と思える子と「別に」としらける子がいるような、思春期の子どもたち。
家庭の中に子どもたちの居場所を作ってあげることも、「あなたがいてくれて嬉しい」と伝えることも家族にしかできません。
まずは、“家族で楽しく暮らす”というシンプルな心がけを持って、子どもを守ってあげてください。
「大人たちが意識しなおす時期が、思春期だ」と啓発してくださるこの本、ぜひご一読をお勧めします。
(バースコーディネーター・大葉ナナコ)
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