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塾なしで伸びる!家庭学習の取り組み方

塾がないと成績は伸びない?

(1)目的を持って勉強しているか?
「塾に行かないと受験は成功しない」「小学生のうちから塾通いは必須」…という風潮になっています。しかし、お子さんが目標をしっかり持てば、勉強に積極的に取り組むことができます。また目標をしっかり持っているお子さんは、苦手な部分もあきらめずに取り組むことができるのです。
お子さんを塾に入れることを考える前に「なぜ勉強が必要なのか?」をお子さんとよく話し合ってください。将来、医者になりたいというお子さんでしたら、大学まで進学するという目標ができると思います。しかしサッカー選手になりたい、ケーキ屋になりたいという場合は「勉強なんかしなくていいんだ」という意識がお子さんの中にあるかもしれません。
お父さん、お母さんの体験談や失敗談などを交えて、『学ぶことの大切さ』をお子さんに話してみてください。いかに勉強させるかより、勉強がいかに大切かを親子で考えることが大切ではないでしょうか。

(2)1週間の学習のカリキュラムを作る
塾へ通う利点はカリキュラムができていることですが、塾のペースがお子さんに合っていなければ意味がありません。基礎学力を上げるためには、家庭でお子さんに合った学習カリキュラムを作るのがいちばんです。基礎的な学習法が身に付けば、お子さんは自力で学習できるようになるでしょう。
自分で勉強できないお子さんには、1週間の学習課題を出してあげてください。小学生だったら漢字や計算の練習、市販の問題集などで十分です。中学生は授業の予習・復習を必ずやるように。学校の時間割に沿って学習計画を作ってください。定期テスト前ならばテストの範囲表から課題を出すことが可能でしょう。
そして、毎日の課題をこなしているかチェックしましょう。できるだけ親御さんが「勉強を教える」ことはしないように。教えすぎると自分で何もできなくなってしまいます。わからないところは学校の先生や友達に教えてもらう習慣をつけた方がいいと思います。「自分で勉強する力」を育てるサポートをするのが、親御さんの役割です。

(3)教科書の内容を完全に理解していますか?
いろいろな教材を揃えても、学校の教科書の内容がわかっていない状態では仕方ありません。塾に通っても、教科書の内容を身につけないで塾のテキストばかりやっていては成績は上がりません。どんな勉強をするにも、お子さんが教科書の内容をしっかり理解していることが前提です。各教科で次のようなことができていない場合は、まず教科書を使って勉強してほしいと思います。

1.国語:
教科書の文章が理解できている。作者の名前や書かれた時代なども覚えている。出てきた漢字が書け、言葉の意味も理解している。
2.算数、数学:
教科書の例題、問、章末の練習問題などを全部解ける。
3.理科:
実験や観察内容を理解している。出てきた言葉を覚え、意味が理解できる。
4.社会:
教科書に書かれている内容を理解し、言葉や用語などを覚えている。
5.英語:
本文を正確な発音で音読できる。本文を読んですらすら訳せる。重要な英文は暗記している。単語、熟語を暗記している。

まずは教科書をしっかり理解して、学校の副教材やプリントをしっかりやることが大切。他の教材に手を出す前に、学校のテストで常に100点近くを取ることを目指してください。

(4)勉強しかできないスペースを作る
最近は子ども部屋に漫画やゲーム、テレビなどが置いてあり、勉強に集中できないことが増えているようです。自分の部屋では集中できないお子さんには、リビングやキッチンなどで決まった時間に“強制的に”勉強させるのも効果的です。たとえば毎日、何時から何時までの間はココで宿題を済ますなどと決め、あとは子ども部屋に戻って好きなことをしてもいいことにすれば、お子さんも集中しやすくなるでしょう。
また、図書館やカフェなどの公共スペースも、家で勉強するより集中しやすくなります。小学生ではなかなか難しいかもしれませんが、中高生でしたら図書館で勉強する方が落ち着くかもしれません。

机の上で一生懸命覚えるより、電車やバスの移動中に覚えた方が暗記科目には向いていることもあります。一緒に出かける時に、暗記しなければならないことを覚えられるような工夫をしてみてください。自宅の子ども部屋だけを勉強スペースだと決めず、いろいろ工夫してみることが大切です。

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