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子どもの夢は「体験」させることで広がる

子どもの夢は今の社会の鏡?

「子どもの夢」についてウェブサーフィンしてみましたら、福島県田村郡三春町のホームページがでてきました。

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小学生の夢(平成18年末)
1位 プロ野球選手等
2位 ケーキ屋・パティシエ等
3位 サッカー選手等
4位 幼稚園教諭・保育士
5位 看護士
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自分が子どもの頃の夢もこんな感じだったのかなあと思います。
でも、改めて考えてみれば「人間は、すでに知っている情報や言葉で考える」つまり、「子どもは、親や環境から得られた情報の中でしか考えることができない」ということではないでしょうか。

☆家でテレビを見る・・・・・野球選手ってかっこいい!
☆学校(幼稚園)へ行く・・・あこがれの先生になりたい♪
☆買い物や食事に出かける・・ケーキ屋さんやパン屋さんっていいかも!
☆風邪をひいて病院に行く・・白衣の似合う看護士さんって素敵♪

考えてみれば、ごくごく自然なことですよね。そういうふうに考えれば、昔も今も子どもの夢は大きくは変わらないように思います。
だとすれば子どもの夢は、今の社会の鏡なのではなく、子どもが触れることのできた『限られた社会』の鏡ではないでしょうか。

子どもの視野を広げるのは親の役目

小学校・中学校・高校・大学、就職、結婚、出産にわたり、数十年を経験した皆さんから見れば当たり前の社会でも、子どもにとっては未経験・未体験のものばかりです。
もちろん、学校の社会の授業などで社会には様々な仕事があることを勉強するのでしょうが、教科書にある写真や説明では、いったいこの仕事が楽しいものなのか、やってみたいと思うような仕事なのか、想像できません。
やっぱり実際に仕事をしている姿を見たり、話を聞いたりしないとイメージできませんね。そんなときこそ、親の出番なのではないでしょうか。
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☆パパの仕事の話
☆これまで経験したアルバイトや仕事の話
☆身近なもの(家具、家電、食器)をつくる仕事の話
☆お金の流れや税金の流れの話
☆企業や工場への社会見学
☆ものづくり工房の体験
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家庭の会話やおでかけ・旅行をとおした経験などで、じっくり時間をかけて子どもが納得できるまで学ばせることは、親にしかできません。
まさに、子どもの夢の境界を広げるのも狭めるのも、親次第といえるのではないでしょうか。

ただ、だからといって、あれもこれもと手当たり次第というのは、子どもにとっても親にとっても負担ですね。
「こんな話聞いてみたい?」
「こんな体験やってるんだけど今度行ってみる?」
と聞いて、子どもの関心の度合いで判断するといいと思います。
また、こうした話や体験は、実は親にとっても新しい体験や刺激となるものです。