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勉強嫌いの子を作る、親のダメ習慣

教え方次第で、勉強は『苦痛』になる

1.なんのために勉強するのか必要性を理解させない

まあ、そりゃあ、英語を学んで外国人と話せたらかっこいいのかもしれません。
読めるものの分野、範囲もひろがって役に立つ情報が集められると言われれば、その通りだとは思いました。高校生の私は。
でも当時、それだけでは「英語を勉強しなければ!」という気にはなりませんでした。
高校生男子にとって興味を持てないこと、現実味に欠けることをいろいろ聞かされたところで、自分からすすんで勉強したいとは思いません。


2.勉強しろ!と強制する

やれと言われたら反発したくなります。
やる気はなくなります。

やらなければやらないで、さらに言葉がきつくなっていき、その後は小遣いを減らされたり…とさんざんな目に遭わされます。
しかたがないので勉強してましたが、それは自分の意志ではありません。
だから、だらだらマンガを読みながら音楽を聴きながら勉強してるようなしてないような状態のままやってたこともありました。

当然、勉強していることに興味は持てないし、その後、やる気が起きてくることもありませんでした。


3.ひたすら丸暗記させる

英語の動詞の不規則変化、ひたすら暗記しました。
まあ、実際問題これは暗記する以外に仕方ありませんが、なんでこれが必要なのか知らないまま暗記する努力を続けるのは苦痛以外の何者でもありません。

歴史の年号も元素記号も物理法則の公式も無理矢理、暗記しました。
英単語や漢字を何度も何度も20回、30回とノートに書いて覚えました。

もともとやる気がない上に、丸暗記という単純作業を何度も繰り返すような作業で勉強がさらに苦痛になりました。


4.できないと追試だ、居残りだ、留年だとおどす

苦痛に耐えながら勉強していたのに、テストで点がとれません。
そこでさらに、「これでは成績がつかない。これじゃあ、留年だよ」と追い打ちをかけられます。
自分の意志とは関係のないところで、悪い評価が下されます。

興味をもてないけど、やらなければいけないことだから、無理矢理、苦痛に耐えてやってきました。
そんな状態だから当然、結果はでません。で、悪い評価を下されます。
「おれって勉強できないダメ人間なんだ」と、自分で思いこむことになります。

それで、当時のわたしは見事に勉強嫌いになったのでした。