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子供の内面的な成長、見落としていませんか?

子供を育てるのは、親だけではない

先日ね、娘の涙にもらい泣きしたんです。
ちょっと聞いてもらおうかなあ。
娘がずっと習っているダンス教室ね、逆立ちができる子だけが出演できるようになっている曲があるんです。
友達が次々クリアしていく中、仲良し友達の中で娘だけができなくて、ダンスが終わってから、友達に教えてもらって練習してたのですが。
結局、その曲には娘だけ、出演できなくなったんです。
そして、自分だけが出演できないことを知ってポロポロと泣いているんです。

1年前も友達だけが出演するのを客席で見ていたんだけど、その時は、へっちゃらな顔をしてた娘だったのですが。
今回は、
「私もできるようになりたい」
そう言って泣いているんです。

その姿を見て、「おおお〜成長したじゃん!」と微笑ましく思っていたのですが。
娘にとっては、ホントにショックだったようで、ひたすら泣いていたんです。
すると、先生が、
「腕と背中の筋肉がもう少しできてきたら、できるようになるからね。がんばり過ぎて、体こわしちゃダメだからね。きっとできるんだから焦らなくていいよ、自分のペースでいこうね」
と涙ぐみながら娘に話してくれたんです。
娘の「できるようになりたい」思いを汲み取りながら、お話しいただいているのが感じ取れ、ホントにありがたかったです。
私は、先生のように娘のダンスに対する思いを汲み取れきれずにいたかもしれないな…と、先生の姿を見て気付かせていただきました。

夜には、励ましのFAXを送っていただき、驚きました。
そのFAXを何かが込み上げる感じで読む娘の表情を見て、ありがたさと同時に娘の成長を感じられずにいられませんでした。
「ありがたいね」
そう言いながら温かな涙を流し合ったんです。

ついね、外面的に「できるようになったこと」に視点を向けがちですが、内面的に「できるようになったこと」が確かに増え、成長している娘を感じます。
内面的に「できるようになったこと」
成長を見守ってきているからこそ、感じられることであり、そして、近くにいすぎて見えにくいものだと思います。

子どもが出会う人がそれに気づかせてくれることが多くあります。
子どもが出会う人みんな、子どもを成長させて下さいます。

親だけでなく、社会が子どもを育ててくれます。
そして、娘の「できるようになりたい」「認めてもらいたい」「喜ばせたい」そんな思いからのがんばりを見て、私自身も背筋が伸びる思いになり、子どもに育ててもらってることのありがたさを感じました。
日頃、このことを忘れちゃいがちだけど、私自身、改めてそう思う機会があったので、みんなにも聞いて頂きました。聞いてくれて、ありがとうです。
みんなの「子供へのありがとう」もまた聞かせてね。