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習い事、「やめたい」と言われたら

嫌なことを乗り越えることも必要

習い事の低年齢化が進み、0歳から通えるという習い事が沢山あります。
そろばんも低年齢化が進み、かけ算を学校で習ってからというのはもう昔の話。石戸珠算学園では1年生以下での入学が約7割。
3、4歳での入学も珍しくなくなりました。

もう3〜4年前ですが、新聞に4歳半の子どもが習い事をしている割合が4割を超えたという記事が掲載されていました。
もしかすると今は5割を超えているかもしれませんね。
では、その習い事を皆さんはどんな基準で選んでいるのでしょうか?
私が驚いたのは「子どもがやりたいと言ったものをやらせています」という方が意外と多いこと!

”子どもの意見を尊重する”
”子どもの自主性が大切”
というのは、自分自身の言動に責任を持って考えられるようになってからのこと。
幼児や低学年の子どもは、今楽しいこと、今興味があることなら「やってみたい」と言うでしょう。しかし、飽きてしまったりつらくなったときには「もう嫌」と言います。
これを子どもの自主性だからと言って、その通りにしていると「やりたいことだけをやって、嫌になったらやめる」ということを繰返してしまいます。

「自分で選んだのだから、自分が嫌ならやめてしまいなさい」というのは自主性の尊重ではなく、教育の放棄です。

習い事がつまらなくなった時に、「嫌ならやめる」のではなく、「どうやったら乗り越えられるのか」「何が嫌なのか」「解決方法はないのか」を親子で考え取り組んで欲しいのです。
そろばんに限らず、長く続けていると力が伸びなくなったり、飽きがきたりつらくなったり…色々な試練があります。そんな時にどうやって乗り越えていけばいいのかを学ぶことも習い事の良いところなのではないでしょうか?