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子供に伝わる、効果的な7つのほめ方

いつもと違うほめ方をしてみよう!

先日、聴講した営業担当者を対象とした研修の中で、「ほめ達人7つのポイント」についての講義がありました。
今日は、その7つのポイントについて共有化していきます。

まず1つ目のポイントとしては、「心を込めて直接ほめる」です。
やはり、まずは本人と面と向かって直接ほめることが重要ですね。
そして、心を込めるというのはどういうことか考えてみると、言葉に気持ちを入れて相手に伝えることに加えて、相手と目を合わせてほめるなど、態度で示すことが必要なことではないかと思います。

2つ目のポイントは、「具体的な内容でほめる」。
ただ「良かったよ」「上手だね」「助かったよ」「ありがとう」などのほめ言葉を言われても、どうしてほめられたのか分からないので、何か釈然としないものですね。
そこで、ほめるポイントとなった相手の行動なり、態度なりを加えていきます。
例えば「お皿をきれいに洗ってくれて、ありがとう」「大きな声で本を読むことができて、良かったよ」など、具体的に相手のことをほめることになります。

3つ目のポイントは、「タイミングを逃さずほめる」ことです。
時間が経ってからほめられても、自分の中でしらけてしまったという経験はありませんか。
ほめられるとしたら、やはり、その行為をした後すぐに、ほめ言葉をかけられるとうれしいもの。なるべくその場、その時を逃さずにほめることが大切になってくるでしょう。

4つ目のポイントとしては、「結果だけでなくプロセスもほめる」ことが挙げられます。
結果だけでなくプロセスにも目を向けることについては、度々、弊誌でも書いておりますが、相手をほめるときにも同様のことが言えるでしょう。
相手が良い結果を出した時にほめるのはよくあることだと思います。
しかし、結果が思わしくなくても、その結果を生み出したすべてのプロセスが、ダメということはまずないと思うので、プロセスの中で1つでも良い点を見出して、そこをほめ、次の行動へと導いていくことが大事になってくるでしょう。

5つ目のポイントは、「第3者を通じて間接的にほめる」ことです。
例えば、直属の上司が部下を間接的にほめることを仮定すると、直属の上司が、別部門の上司などに、「○○さんは、お客様に対して、すばらしい笑顔で接客してくれるんだよ」と言ったとします。
それを聞いた上司が、その部下と会ったときに「○○さん(直属の上司)が、○○さん(部下)はお客様に接するときの笑顔がすばらしい、と言っていたよ」と言うことで、部下にほめ言葉が伝わるというイメージです。
親子関係であれば、お母さんが言ったほめ言葉が、お父さんを経由して子どもたちに伝わるといった感じになります。
直接ほめられるのもうれしいですが、間接的にほめてもらうのも、うれしいものです。

6つ目のポイントは、「手紙・メール・電話でほめる」です。
直接相手を目の前にしてほめると照れてしまう場面などもあると思うので、そういった時は手紙やメールなどの媒体を通じて、相手をほめることも有効だと思います。
また、いつも目の前でほめられていると、うれしいという感覚が薄れてしまうこともありますが、こういった媒体を通じてほめ言葉をかけられると、形として残るので、また違った感じでうれしいものです。

最後のポイントとしては、「当たり前のことで継続していることをほめる」。
相手がやって当たり前だと思ってしまうと、ほめたり、感謝したりすることが少なくなるのではないでしょうか。
例えば、子どもたちが毎日あいさつをすることを当たり前だと認識してしまうと、大人はほめることが少なくなります。
当たり前のことであっても続けていることに対しては、折をみてほめてあげることも必要ではないかと思います。

ここまで、ほめる7つのポイントについてご紹介しました。
以前、聴講したマナー講座の講師の先生も言われていましたが、やはりテクニックも必要だけれども、それだけに頼るのではなく、相手に対していかに気持ちを込めてほめることができるかも大切になってきます。
メンタル面とテクニック面を組み合わせて相手をほめていくことが、効果を高めることになるのではないかと思います。