メルマガはコチラ!

親子の心を結ぶ「川の字」のススメ

「子供部屋を与えて、早く自立させよう」としていませんか?

最近の住環境は、昔とは比べ物にならないぐらいに変化している。
家人が、各々個室を持っていたりする。当然、子供部屋をあてがって、子供を早いうちから自立=孤立させようとしている傾向がある。
これは、元来の日本の子育てにはなかった傾向だ。

ヨーロッパを真似てそうしているのだろうが、家庭は家族が心理的に結びつくところだから、心理的に結びつく時間を確保してあげなければ孤独感だけが大きくなって、あまり良い傾向ではなくなる。
だから、ぜひ家族団欒(だんらん)の時間や家族で遊びに出る時間を取ってほしいと思う。
また、リビングで子供が勉強しても、自分の部屋でやりなさいなどと言って追い出さないようにしてほしい。

今回のテーマは、たまには、家族が川の字に並んで寝ようというススメだ。
子供部屋で子供が寝るようになって、親が子供と一緒に寝る意義は以前より大きくなっていると思う。

寝ながら、子供と話をしよう。
いろいろな話をすればよいのだ。子供に質問をしたり、子供から質問を受けたりして、ホンワカとした雰囲気で会話をしてみよう。
何かをしながら会話をするのではないし、真剣に会話をするわけではないから、リラックスして会話ができるはずだ。

こういう時間が非常に大切な時間なのだ。
親と子供が、心の奥でつながっているという感じになるはずだ。
そういう会話をしているうちに子供の寝息が聞こえてきて、子供が、安心して親の横で眠っているという、その感じが大切なのだ。

人間は、大人も子供も、誰かが横にいたほうが力が出るものだ。だから、たまには「孤独じゃないよ」という環境をつくってあげよう。