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作文力は「話す」ことから養おう

ドラマやアニメの感想を聞いてみよう

お子さんとの日常の会話を思い出してみてください。保護者の方の問いかけにお子さんはどのような返事を返していますか。それが携帯メールのような短文の羅列なら、いざ作文を書こうとしてもなかなか書き進めることはできないでしょう。なぜなら、会話をすることは頭の中で無意識に作文をしていることに他ならないからです。

入学試験の面接で聞かれたことに上手に答えられないお子さんは作文も上手に書けません。しかし、上手に答えられるお子さんなら、少しの練習さえすれば、そこそこの文章は書くことができるようになります。

テレビのドラマやアニメを見たら、その感想を聞いてみてください。その際、話の内容(感想)よりも保護者の方の問いかけに対して日本語として意味が通った返事をしているかに注意を払ってください。まず、そこからはじめてみましょう。

お子さんとの会話量が増えれば、お子さんの作文力は自然と身に付いてきます。

たとえば、テレビでアニメ映画を見た後、「面白かった?」との問いかけに「面白かったよ」と返事があったとします。ここまでの一往復の会話はどのご家庭でもいろいろな場面であることと思いますが、いつもこの一往復で終ってしまっていませんか。
お子さんとの会話で大切なことは、その話題を掘り下げていくことです。この一往復で終ってしまったら、携帯メールの短文の羅列と同じです。そのつぎに「どこが面白かった?」と問い返してください。お子さんはそこでいったん考えてから、それを言葉にするでしょう。このいったん考えることが話題を掘り下げる力を養うのです。

ただし、最初から根掘り葉掘り問い詰めないでください。すぐにお子さんは面倒くさいといった顔をして逃げてしまいます。最初は二往復、三往復から始めましょう。この会話を繰り返すうちにお子さんは自然に学習して、たとえば、最初の「面白かった?」との問いかけに「どこが面白かった?」の返事を含めて答えてくるようになります。つまり、与えられた話題を掘り下げて答えるようになっているのです。

作文は書き方を練習したからといって、すぐに書けるようになるのではありません。
日頃からひとつの話題を掘り下げて考える習慣を身につけ、それを自分の言葉にして表現することができなければなりません。これはお子さんがひとりで身につけるにはなかなか難しいことです。しかし、いままでお話したように日常の会話を上手に利用すれば、それは自然と身についていくでしょう。