答えを教える?教えない?
答えを解く「楽しさ」を教えよう
さて、突然ですが質問です。
子どもが、問題が解けずに悩んでいます。
大人のあなたは、答えも解き方もわかっています。
さて、あなたはどうしますか?
(1)わかるまで丁寧に解き方と答えを説明する
(2)励ます&最低限のヒントを与える
(3)放っておく
選びましたか?
選ばないで、そのまま先を読んじゃだめですよ。
選んだ人だけ、この先を読んで下さいね。
それでは、私ならどうするかを発表しますね。
子どもが、まだ余力があるなら…
→(3)放っておく
子どもが、あきらめきっているならば…
→(2)励ます&最低限のヒントを与える
そうなんです。学校ならともかく、家庭では、答えは教えちゃダメなんです。
教えない方が、最終的には算数の力がつくんです。
なんで?なんで?
という方もいると思うので説明しますね。
「自分から進んで算数を学ぶ子」と「人に言われて算数を学ぶ子」の
どっちが良いかいえば、前者ですよね。
じゃあ、前者の子は、なぜ自分から進んで学ぶかというと…
楽しいからです。
では、何が楽しいかと言うと、2つあって
楽しさ1「試行錯誤する楽しさ」
なぞなぞやクイズで答えを考えるのって楽しいですよね。
旅行のプランを考えるのって楽しいですよね。
友人とのランチでどこに行くかを考えるのも楽しいですよね。
人って元々は、あれこれ考えるのが好きなんです。
(大人の多くは、苦行のような算数・数学の訓練をやらされて育っているので、
算数的な試行錯誤に抵抗感が出来てしまっていますが…)
楽しさ2「解けたときの喜び」
これは、皆さんわかりますよね。
何かを頑張って、成功すれば嬉しいです。
苦労して、成功すればなおさらです。
スポーツ選手が、苦しいトレーニングに耐えて頑張るのは、
成功した時の喜びを、過去に経験しているからです。
「自分から進んで算数を学ぶ子」にしたければ、
この2つの楽しさを、子どもにたっぷり経験させて、「楽しさ」中毒にしちゃえば良いんです。
その為には、答えを教えないのが大事です。
だって、答えを教えちゃうと子どもは、
「試行錯誤する楽しさ」「解けたときの喜び」も味わえません。
だから、「楽しさ」中毒になりません。
さあ、今日からは
「答えを教えない」
を合言葉にやっていきましょう。
子どもに「教えて〜」と聞かれても
「おしえな〜い」と笑って受け流してしまいましょう。
あきらめて、自分で考え出しますよ。
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