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正解だけがすべてではない“勉強の目的”

勉強は「なぜ?」から始まる

正解すれば、誰でもうれしいですね。でも、正解や不正解は、問題を解くことの結果です。
勉強の目的は、『正解すること』ではなく、『問題を解くことのおもしろさを理解すること』ではないでしょうか。
ところが、正解だけを親がほめていると、子どもにとって不正解は『ほめられないこと』=『悪いこと』=『隠したいこと』になってしまいます。

そもそも、すべての問題を最初から理解して、正解を出せる人はいません。わからないことを理解し、わかるようにするのが勉強ですから、不正解はある意味で勉強のスタート地点であるといえます。わからないことがわかってくるということの楽しさを味わうことが勉強の本質ともいえます。『わからないこと』が『わかる』に変わるまでのプロセスを、いかに自分の力でやりとげられるかが大切なのです。

繰り返しますが、正解することは結果です。一方、勉強は努力であり、改善であり、プロセスであるといえます。
勉強はプロセスであるとすれば、そのプロセスの質を高める方法は、『教える』か、『質問する』かのどちらかでしょう。しかし、子どもは未熟ですから、『教える』ことを続けると、問題を読んでわからないと感じれば、すぐに親を頼るようになってしまいます。極端にいえば、教えることとは『考えさせないこと』です。

ですから、子どもの勉強の質を高める方法は、『質問する』ことでしょう。
「どこがひっかかるかな?どこまでだったらわかるかな?」
「式にできなければ、他の方法はない?絵を描くのはどう?」
「“これ(指示語)”って何を指していると思う?“これ”って言葉を使うときは、同じような言葉は前に出てくると思う?後ろに出てくると思う?」
「覚えていない漢字は、部首だけでもわからない?その漢字に他の読み方はないのかな?」
常に、子どもが主体的に考えるように、質問をすべきです。子どもの好奇心は無限です。そして、それは「なぜそうなのか」という疑問から始まるのです。この「なぜ?」という問いは、大人の仕事においても、同じでしょう。仕事への興味、楽しさは、「なぜ」から始まるのではないでしょうか。また一方で『質問する』は、仕事でのコーチングのコツですね。
「なぜ?」は、子どもにとっても、大人にとっても、永遠の勉強法なのではないでしょうか。

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