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理解度を試そう!
算数の力で解ける、6年生の理科

計算してみよう!

(実験状況)大きさが同じくらいの木の葉を10枚、木からとってきました。そしてそれぞれの重さをはかったらA〜Jのような結果でした。1週間前に同じ木から同じような大きさの木の葉を10枚取り、よく乾燥させておきました。1週間前の木の葉はすっかり水分が抜けていました。1週間前の木の葉10枚が乾燥した重さは、合計18.4gでした。

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取ったばかりの葉(水分がふくまれている)それぞれの重さ

  A・・・5.3g    F・・・4.9g
  B・・・5.0g    G・・・5.5g
  C・・・4.7g    H・・・4.9g
  D・・・5.4g    I・・・5.1g
  E・・・5.6g    J・・・4.8g

1週間前に取り乾燥させた葉(水分がほとんど抜けた)10枚の重さ
        ↓
       18.4g
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【問題】
この植物の葉の水分の割合はおよそ何%と言えるか、上から2桁の概数で求めなさい。

さて、植物の水分の割合を求める問題です。
植物は種類によって水分の割合がずいぶん異なりますので、この数値を全ての植物に当てはまるものだとは勘違いしないでください。サポテンなどは80〜90%が水分ですし、菊などはずっと少ない水分割合になっています。

ところで、6年生のお子さんをお持ちのお母さん!植物の水分の割合の学習は6年生の学習内容です。学校でどんな授業で学習をしたか聞いてみてください。黒板での説明程度で終わらせているのではないでしょうか?
天秤を使って測定したり、比較して実感したり、習った算数を使って解決したりする中で感動が生まれたり、興味関心が高まったり、応用力が高まったりしていくものです。

昔は、こどものいたずらは勉強だと思えと言って、非道徳的なことでなく好奇心から来るいたずらは目をつむってもらえたものです。それが、子どもにとっては夢につながり、体験につながります。そして中学・高校生へと成長したときには、抽象思考にも強くなる能力を身に付けていたような気がします。
人間、まずは体験してみることがとても大切です。子どもであれば、ましてや体験させずに言葉だけで学習を進めるのは、本物とはならないでしょう。

さて、それではヒントだけ書いておきます。

(1)%が出ていますから、5年生の「割合」の学習を必要とします。
(2)およその数で求めますから、四捨五入ができなくてはだめです。
(3)上から2桁で求めなさいと指定されているので、どこで四捨五入するかです。
※完全に5年生の問題ですね。もし、これを解けない場合は5年生の学習内容を十分に適用して問題を解決できないということになります。6年生の算数ではありません。
答えはHPに載せます。できたら、自力で解かせたいですね。