しつけで決まる!子どもの生き方
子どもは親の所有物ではない
あなたは、家庭でのしつけの役割は何だと思われますか?
『家庭』というところは、あなたのお子さんの性格や人格ができあがる基礎となる場所ですね。その子の性格や人格は、その子の一生の生き方を決める基礎になるものですね。
良い子に育てたつもりが、大きくなって成人してみると社会に出て一人前のことができなくて、親も子も苦しみのどん底に落ちることはよくあることです。親の頭の中にある『良い子』の基準がどこにあるかが大事なのですね。
親が自分中心で、お子さんを自分の所有物として自分の満足を得る存在として捉えて育てると、お子さんは一人前に自立した人には育ち上がりません。
親であるあなたが、自分の満足や安心を得る為に子育てしては、将来お子さんもあなたも泣くことになるのです。
お子さんはあなたの子であっても、あなたの所有物ではありません。
家庭内でのしつけは、お子さんが将来世の中に出て一人前の人として生きていけること、お子さんを「他人に迷惑をかけてはいけない」とか「相手の気持ちを考える」など『人として最低限のことができる人』に育て上げることが重要ですね。
親が自分の満足を得ることを中心にすえて子育てをすると、「我が子は可愛い、他人の子は蹴落とせ」「うちの子は天才」「うちの子が一番」と自分の子をチヤホヤと扱い、外でも自分の子をチヤホヤと扱わせるように強要したりして、子育てにはとても悪いのですね。
そうした育てられ方をした子は、実態よりも自分は優れているのだと錯覚し、自分が良い扱いをされないとキレる人に育つのです。
自分中心の虚栄心の強い子に育ってしまって、わがままでトラブルを起こして、呼び出された親が言うことは「うちの子に限って」「うちの子が悪いんじゃない」。
自分の子のありのままの姿を認めず、「うちの子は良い子」を否定する人を逆恨みするようなわがままな親であっては、お子さんはまっすぐには育ちません。
チヤホヤと、本当は良くもないのに『良い子』と褒めちぎって育てられた『悪い子』に育ち上がります。悪い子に育ってしまって問題を起こすたびに親が出てきて「うちの子は良い子」と口先でフォローすればするほど、お子さんは味を占めてどんどん悪くなっていくのですね。
お子さんを蝶よ花よと何不自由なく甘やかして育て、お子さんが手に負えなくなってから涙に暮れて生活しておられる親御さんもめずらしくありません。
あなたの大切なお子さんを、立派な一人前の人間に育てていってあげましょう。
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