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基本的な生活習慣は6歳までに

「根気よく」が肝心

幼児後期(4歳から6歳)のしつけは、子ども自身に納得させるしつけが大切です。子どもにしつけたいと思うことは、親が率先して模範を見せてあげること。口先で教えるのではなく、行動で示してあげることがしつけの本質です。そのためには、親も自らの行動や考え方を省みることがとても大切になると思います。

さて、最も重要なのは、次の基本的な生活習慣をきちんと身につけさせることです。

・排泄の習慣
・睡眠の習慣
・食事の習慣
・着衣の習慣
・清潔の習慣

順を追って説明します。

・排泄の習慣
2歳くらいになると、自分で用を足せるようになりますが、幼稚園に入る頃には、用を足した後の着衣をきちんと整えられるようにしましょう。

・睡眠の習慣
親と一緒ではなく、ひとり寝ができるようにし、早寝早起きの習慣を身につけさせましょう。この頃の子どもは12時間ぐらい必要です。

・食事の習慣
食事のマナーを覚えさえ、好き嫌いがないようにしましょう。お箸やスプーンの正しい持ち方、使い方を教えてください。お箸をなめない、食べ物を噛むときにはクチャクチャと音をたてない、お味噌汁やスープなどの汁物を飲むときには音をたてない、といった訓練もさせましょう。食事のときの癖は、大人になってから直すのは大変です。

私は、平日、毎日電車に揺られて通勤していますが、時々、満員電車で立っていると、すぐ後ろで、ガムを噛んでクチャクチャならしている人がいたりします。非常に不愉快な気持ちになりますが、本人は、リラックスのためか、音を出していることや他人に迷惑がかかっていることには気づいていないようです。これも子どもの頃からの習慣なんでしょうね。

大人になってからでは直すのは大変だし、一番の問題は、注意してくれる人がいなくなることですね。ですから、子どもにはしっかりよい習慣をつけていき、子どもが大きくなったときに

「ああ、こんなときは、親にこう教わったな〜」

とか自省できる子どもになってほしいものですね。

話がそれてしましました。

・着衣の習慣
自分で服を着て、脱げるようにしましょう。寝るときには必ずパジャマなどの寝巻きに着替える習慣も身につけさせてください。これは、自立するうえで大切なことです。洋服は、趣味もありますが、あまり華美にならず、質素な中にも色合いを考え、美的感覚をもって育てましょう。日本人の奥ゆかしさを出したいものです。

・清潔の習慣
入浴の習慣をつけましょう。自分で体を洗えるようにし、お風呂でのマナー(湯船に入る前には体を洗うなど)も教えてあげてください。タオルの使い方も大切です。

新型インフルエンザが騒がれていますが、従来のインフルエンザもまだまだ存在します。手洗い、うがいは、基本中の基本として習慣づけましょう。

大切な習慣を大雑把に並べてみました。それぞれのご家庭、地域によって違ったり、家の中、公の場などによって違ったり、さまざまなケースがあると思います。

・排泄の習慣
・睡眠の習慣
・食事の習慣
・着衣の習慣
・清潔の習慣

人間としても基本的な習慣をしっかり身につけていきましょう。

幼児の頃は、すぐによい習慣が身につきませんが、何度もくり返し、根気よくしつけることが肝心です。