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勉強嫌いになってしまう、親の一言とは?

「なんでわからないの!」と怒っていませんか?

数学は大嫌い、というある高校生。
話をしていて、多少打ち解けてきたところで聞いてみました。

「いつから数学とか算数が嫌いなの?」
「小学生3年生の時からかな」
「なんか嫌なことあった?」
「わからないところがあってお母さんに聞いたら、教えてくれたんだけど、それでもわからなくて。そうしたら、なんでそんなこともわからないの!と怒られた。問題を解けるようになるまで、夕飯を食べさせてもらえなかった。いつもは7時に食べてるんだけど、その時は、食べたのが10時過ぎ。寝るのも遅くなった。それ以来、算数って大嫌い」


算数、数学が嫌いになるのももっともな話。
お母さんは怒った後で、問題が解けるようになるまで、夕飯を後回しにしてまで、その子につきあって教えている。
だからお母さんは、悪意で怒ったわけではなさそう。

でも、その子は怒られてから算数が嫌いになって、ずっと嫌いなまま高校生になってしまいました。
自分はわかったり、できていることだから、他の人に教えていてなかなかできないと、腹が立ってくる気持ちはわかります。

でも、教えられている側の立場から見ると、わからなくて困っている上に、さらに怒られる。
これでは、勉強したくはならないでしょう。

なにかがわからなかったり、できないのには、理由があります。
必要なのは、わからなくなっている原因を見つけて、解決すること。
「わからない」ことに関して、怒る必要はありません。