試験で失敗しないためのミス予防策
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試験であがらないためには?
3. 評価段階(解答を確認する)での確認ミス
最後に確認ミスです。確認ミスとはひとつは問題を解いた後に確認をおこなったにもかかわらず、犯してしまうミスです。誤字の見逃しや検算の間違いなども入ります。
もうひとつは最後に確認しなかったことによるミスです。この場合は確認さえしておけば防げたはずです。
しかし実際は、確認さえしない人が多いのも事実です。また、確認はしたけれど不十分なこともあります。さらには最初の方針があやまっているために、ミスに気づかないことだってあります。
こうなってくると確認の機能が、まったく働かなくなってしまいます。
しかし最終段階の確認チェックは絶対に必要です。日ごろの問題演習の際には必ず、確認チェックを入れる習慣をつけましょう。よい習慣が身につくと、自分の強い味方になってくれるはずです。
うっかりミスや確認ミスをあまり軽く考えないでください。人は同じミスを何度も繰りかえします。いつでもしっかり確認チェックすることを意識しないと、このミスはいつまでたっても減らすことはできません。
とはいうものの十分注意を払ったとしても、ミスをしてしまう場合があります。
その代表がひっかけ問題です。試験問題の出題者は受験者の知識の正確さを見るために、あえてひっかけ問題を作ることがあります。
こういう場合は確認ミスというより、外に原因があるといえるかもしれません。しかしそういう問題でも、きちんと正解する人はいるものです。
ミスを少なくするには、日ごろから多くの知識を身につけることは欠かせません。その際に、身につけた知識の概念や定義をはっきりさせておくべきです。
日常生活では犬と猫の定義がはっきりしていなくても、犬と猫を見まちがう人はいないでしょう。しかし学習においては、知識の概念や定義をはっきりさせておかなければならないのです。その正確さを見るのが試験だともいえます。
試験であがらないために
試験であがらないためには、慣れをつくることも必要です。
それには、定期試験なら教科書や参考書で、いろいろなパターンの問題を解いておくことです。受験なら、受験校の過去問を解き、受験する学校の出題傾向を十分研究することです。何度も受験校へ足を運ぶことも、慣れをつくることにつながります。
それだけ準備を十分しても、当日、思い込みなどで失敗してしまう場合があります。
受験の場合、1時間目の数学で失敗したことが尾を引き、2時間目以降の英語、国語、理科、社会とあがってしまい、失敗の悪循環におちいってしまう場合です。まさに悪循環のスパイラル。そうなってしまうと、もうおしまいです。
そうならないためには、あらかじめ最悪の事態を想定しておくことです。1時間目の数学の試験で失敗してしまったとき、2時間目以降の試験の失敗も同時に想定しておきます。
たとえば英語では苦手な長文読解で苦戦するかもしれないなど、起こるかもしれない最悪の事態を想定します。そして最悪の事態が起こったとき、それをすべて受け入れる覚悟を決めることです。
次に、最悪の状況を少しでも改善できる方法を考えます。
たとえば、自分にできる問題とできない問題を識別し、できそうにもない問題は捨て、できそうな問題に集中して確認チェックをしながらエラーを防ぐ。もちろんその時のチェックは念入りに。
こういう考え方をし、実行すると落ちつくことができます。失敗が起こってしまった時の対処法も考えておくことは、さらに失敗してしまうというミスを防いでくれるのです。
試験時間が足らないことやミスをしたことにより、あせって、さらにミスを犯してしまうことはよくあることです。ミスを犯さないようにするには、心のあせりをなくすことです。
今回は試験の失敗の原因とその対策について書いてきました。
しかし、普段の学習においては失敗を恐れず、時にはじっくり、今の自分に解けそうにない問題にも挑戦してみることは大事なことです。解く過程が次の問題を解くための道しるべになるからです。
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