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単純だけど効果的な“勉強のコツ”

単語カードって本当に役に立つ?

勉強のコツは「反復」です。
他の人がどういうかは知りませんが、私はそう信じています。

というもの「身につけたこと」と「覚えたこと」の間には
越えられない壁というか雲泥の差というか、そんな感じのものがあります。

覚えたことというのはいずれ忘れてしまいます。しかし、身につけたことは決して忘れることはありません。
そして反復こそが身につけるための唯一の方法だと思います。

ちょっと実験です。
次の数字を覚えてください。

0765927563
上の数字を覚えたら次に進んでください。


さて、なぜかお子さんが昨日やったことを、次の日にはサッパリと忘れているという経験はおそらくあるかと思います。
これは「覚えただけ」で「身についていない」からです。

基本的に1回覚えたぐらいではなかなか覚えられません。興味のないことであればなおさらのことです。
ですからお子さんが「すぐに忘れる」のも別に頭が悪いわけではありません。

ところでさっき覚えてくださいといった数字を思い出せますか?
たぶん忘れてしまっているのではないでしょうか?
(覚えている方にはあまり説得力がありませんので読み飛ばしてください)

そうなんです。
覚えたものというのは忘れてしまうのです。それが人ってものです。

あんな無意味な数字を覚えること自体が難しいと思われるかもしれませんが、誰でもみんな10桁の数字を覚える能力はあります。
おそらくあなたも家の電話番号って覚えていますよね?
10桁の何の意味もない数字にも関わらずです。
学生時代につき合っていた人の電話番号を覚えている方もいると思います。

なぜ忘れないのか?
それは何度も繰り返しかけたり、人に教えたりしているからです。
つまりは反復です。

覚えようとしなくても反復すれば嫌でも覚えてしまいます。
また、反復の結果で身につけたものは決して忘れません。

前回のメルマガで単語カードに書いたものを見るだけでいいと書きました。
本当にそんなことで覚えられるのか?というメールもいただきました。

間違いなく覚えられると自信を持って言うことができます。
なぜなら最も基本的な反復学習の方法ですから。

覚えようとしてもなかなか覚えられませんし、忘れます。
逆に覚えようとしなくても同じことを繰り返せば確実に身につきます。

4〜5年生をお持ちの方は目先の点数にとらわれないでください。
すぐに効果が表れなくても少しずつでも確実に身につけていくことが、受験勉強には大切だと思います。