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ノートの取り方<算数編>

上下左右の余白がキモ

巷では、東大生が選んだノートや、中学受験生が書いたノートなどが売られています。
実際には、何年生の子どもがどんなノートが書けるのでしょうか?

私の指導現場では、5年生程度になると良いノートを書こうとする子が出現します。
6年になると、特に理科社会ではマトメノートを作らせて知識の整理に一役買っています。

さて、私が子供たちによくいうこと;算数のノートのとらせ方なのですが…
注意点は以下の何点かです。

1.式は書く(暗算でできる計算以外は基本的に飛ばさない)
(計算を飛ばさないという意味ではありません)
2.図は書く(できればフリーハンドで、手のひらサイズで)
場合によっては、実物大を書いて確かめるということも有効な手段です。
(とにかく5年生の授業では、書かせます。何度も何度も…です)
3.キーワードを2つ3つ書かせます。
理科社会で知識を3点セットで記憶させる方法と同じです。
ポイントをキーワード3つで表現していきます。
(驚くほど定着がよいです。また再現に時間がかかりません)

と書きましたが、算数ですので、知識をまとめることのみに注力するわけではありません。
使える知識にすることが最重要ですので、上記を注意しつつ、どんどん解く方が大事です。

これを繰り返して6年の夏以降には、間違いなおしでよいノートがかけていれば上出来と思っています。
最上位を狙う子どもたちはシッカリできるようになります。

4年や5年できっちりできる子どもはなかなかいませんし、男の子はとにかく解答を出すことだけに集中していて乱雑なノートであっても気にせずやっています。

最後に一つアドバイスです。
ノートの左右3cmと、上下3cmを区切って、真ん中だけを使うことをまずは試してみてください。
左3cmはページ問題番号日付など、右3cmはキーワードや先生の指導、下3cmは筆算などです。

ちょっと区切って使い勝手が良いように少しずつ改良できれば良いと思います。
お子さま方はまだまだ子どもですから、気長に見てあげてください。