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作文が得意な子どもになる!

作文の「描写力」を高めるコツ

今回は、特に「日記」や「感想文」に不可欠な「描写力」を高めるための秘訣をご紹介します。この方法を使えば、「レベルC」の作文の多くが、「レベルA」に変身します!ぜひ、お試しあれ。

【レベルCの作文】
8月16日 今日は、ぼくは、お父さんと、お母さんと、妹といっしょに、プールに行きました。 とてもいい天気だったので、プールが冷たくて、楽しかったです。 水に入っていないときは暑かったけど、楽しかったです。 ウォータースライダーというすべり台みたいなのをやったとき、 パンツがぬげそうになったけど、楽しかったです。 アイスを食べて、家に帰って、夜はラーメンを食べてねました。おいしかったです。

【レベルAの作文】
8月16日 「こ、こ、こわい…」 ぼくは思わずつぶやきました。ななめ下のゴールを見ると、人がとても小さく見えます。 「あんなところまですべるの?」 また、つぶやいてしまいました。 「やめたいな…」そう思ったのですが、うしろには次の人が待っています。それに、せっかく並んで待ってたんだし、もったいない気もします。 「チョロチョロチョロ…」 おしりの横を、水が流れています。 なんだか、「早く行け〜」とささやかれている気がします。 お父さん、お母さん、それに妹が下にいるはずなのですが、よく見えません。 「え〜い、もう、どうにでもなれ」心の中でそうつぶやいて、 ぼくは手すりを後ろに押しました。 「うぎゃーーーーーっ!」 あとから妹に聞いたら、そうさけんでいたそうです。(でも、ぼく自身は言った覚えがありません) 気がつくと、底の浅いプールの中で、プハプハ言っている自分がいました。 「さとる、パンツ、パンツっ!」 プールサイドで笑っているお母さんの大声が聞こえて、はっとしました。 もうちょっとで、パンツがぬげてしまうところでした。 あぶない、あぶない。

レベルCの作文と、レベルAの作文との決定的な違いは、何でしょうか? さあ、決定的な違い、分かりましたか?